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1/6ジャンボフィギュアシリーズ

ツクダホビーが1984年8月頃から販売した1/6ジャンボフィギュアシリーズは、模型界の黒歴史とも言える珍事だった。ホビージャパン1984年8月号に掲載された広告にプラスチックモデル用カラーで着色が可能なことが記載されていたが、模型店で販売されている塗料や接着剤やパテ類は、フィギュア表面にガッツリとは密着しない特徴があった。


塊状のパーツがゴロゴロと入っている為、オークションサイトや一般店ではガレージキットとして販売しているが、完成品PVCフィギュアと同じく射出成形で生産したプラスチック系フィギュアであって、ガレージキットではない。

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材質は、27cmドールで使われるカチューシャに近い感じがした。27cmドール用カチューシャをカスタムしようとアレコレ悪戦苦闘して処分したのだが、しばらくして、1/6ジャンボフィギュアシリーズに似た感触、性質だったことを思い出した。
メモ PVCポリ塩化ビニル系ではなく、PPポリプロピレン系らしい。

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メガゾーン23のキャラクターも販売された。商品企画は、ガレージキット的だった。

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ジャンボフィギュアリミテッドシリーズとして、夢次元ハンターファンドラが、1985年にレジンキットとして販売された。レジン素材で売れるかどうかのテスト販売だったことが考えられる。もしファンドラが短期で完売すれば、以後、1/6美少女シリーズはレジン素材になっていたことも考えられる。

ジャンボフィギュアシリーズリミテッドとして、アリオンのレスフィーナがレジンキットとして販売された。ファンドラと同じく、テスト販売だったことが考えられる。パッケージは1/12メタルコレクションシリーズと同じように、白黒印刷が箱に貼ってある簡易な作りになっていた。フィギュアの服はドール方式で布になっていて、かなりダサかった。

1/6ジャンボフィギュアシリーズに対してクレームがあったのか、あるいは小売店からの発注が減ったのか、No.46パズー、No.47シータ、、No.48音無響子は、スラッシュ成型で生産した普通のソフトビニールキットになっていた。

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その後もツクダホビーからはソフトビニールキットは販売されたが、パッケージからはジャンボフィギュアシリーズの表示は消えていた。


もう1つの黒歴史

ジャンボフィギュアシリーズには、もう1つの黒歴史があった。

1/4ナウシカが、海洋堂が販売した1/4ナウシカと同じようなバランス、ポーズになっていた。何かの契約が2社の間であったことを予想していたが、ツクダホビーが無断で製造販売していたことが海洋堂クロニクルの99ページに記載されていた。
メモ メーカーから原型製作を任された個人が、コピーしてアレンジした物をメーカーに渡したことも考えられる。メーカーの担当者が海洋堂商品に詳しくない場合は、詐欺は見抜けない。実際に、こうしたトラブルは他でも発生している。


ツクダホビーが販売したガレージキット

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ツクダホビーがレジンで製造した品は、ジャンボフィギュアシリーズの夢次元ハンターファンドラとレスフィーナ、小さなサイズで1/12スターウォーズのウィケットW.ウォリック、1/12風の谷のナウシカ 休息、1/20風の谷のナウシカ トルメキア装甲騎兵 突撃、1/12ターミネーターがあった。スターウォーズのウィケットW.ウォリックは、ガレージキットメーカーのSCOOPが製造したキットを使っていた。

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生産は、他社ガレージキットメーカーが行っていたことが考えられる。ニッシリが販売したプラキャストを使っていて、品質はガレージキット黎明期に海洋堂が販売したキットと同じ感じで荒かった。


紙製のウォーゲーム

ツクダホビーはウォーゲームを積極的に製造していた。

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パッケージの雰囲気は素晴らしいが、中身はチープだった。