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海洋堂が自費出版したアートプラ1984に掲載された立ち姿のミンキーモモは、ペコちゃんを参考にしている雰囲気がある。あるいは、製作者が無意識にペコちゃんの造形を記憶していたことが考えられる。

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現在はPVC完成品フィギュアや完成度が高いガレージキット等、参考にできる立体物が大量にある。しかし1984年以前は資料は少なく、フィギュアを造形しようとする人にとっては濃い霧の中を進むような状況だった。

例えば1983年、誰もが見て触れて参考に出来た立体資料は、下記になる。
  • キューピー人形
  • 不二家の店頭に置かれているペコちゃん人形
  • タカラが販売したバービー、リカちゃんのドール
  • バンダイが1981年‐~1982年に販売したDr.スランプ アラレちゃんのプラモデル
  • バンダイが1982年に販売したうる星やつらのラムちゃんのプラモデル
  • 今井化学が1983年3月に販売したマクロスのリン・ミンメイ、早瀬未沙、一条輝、ロイ・フォッカーのプラモデル
  • バンダイが1983年8月に販売したミンキーモモのプラモデル
  • 大里玩具が1983年に販売したマクロスのリン・ミンメイのドール
  • クローバーが1983年に販売したダンバインのチャム・ファウのドール
バンダイが1981年に販売したガンダム1/20キャラコレは顔が小さすぎること、そして過去に販売されたキャラクタープラモテル、例えば魔法使いサリー、鉄腕アトム、ジェッターマルス等は店に置いていないことが考えられる為、上記には加えていない。

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1983年にクローバーが販売したダンバインのチャム・ファウは、何かのドールを参考にしている雰囲気がある。タカラが販売した2代目リカちゃんだろうか。

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ゼネラルプロダクツは1983年前期に新井素子メタルキットを販売して、1983年後期から84年前期の間にDAICON3メタルキットを販売した。
メモ 新井素子はアニメやコミックのキャラクターではなく、実際にいる小説家。月刊ウィングス1984年4月号、しげの秀一との対談記事

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模型雑誌ボビージャパンに広告を掲載していたホビーショップ クリームは、1984年にオリジナルキャラクターとして1/12プライベートハンター未来を販売した。

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顔は、何かのドールを参考にしている雰囲気がある。ポピーが販売したキャンディ・キャンディだろうか。デフォルメシリーズとして販売された、高さ8cmのプライベートハンターみきちゃんは、アニメ顔が少しレベルアップしている。

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ビキナアーマー女戦士を造形した LADY CHASER は、メーカー名、販売店、製造年は分からない。フィギュアの高さは11.8cmあり、1/12サイズくらいになる。

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フィギュアの造形に慣れていないのか、頭部の左右対称チェックをしていない。

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海洋堂の風見悠が製作した座り姿の1/6ミンキーモモは、正面から見ることに限定している。横方向から見ると、違和感がある。
メモ アートプラ1983の広告に記載があるのが、この品だろうか。

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海洋堂の今池芳章が製作した1/4ナウシカは、1984年に販売された。

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海洋堂は、1984年あたりから急成長した。集団でいたことで、良い造形ノウハウを入手出来たことが考えられる。ボーメは1983年にうる星やつらのラムちゃんを製作して、白井武志は1984年に銀河漂流バイファムの1/8マキ・ローウェルを製作した。どちらも理想的な形になっていて、同時期の他のメーカーよりも数歩前を進んでいた。