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1970年代に小学館が出版したなぜなに学習図鑑シリーズは、児童書なのにエグい絵を多数掲載していた。

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創作物の様々な表現は、過去の創作物の積み重ねで成り立っているなぜなに学習図鑑シリーズの演出も例外ではなく、講談社が出版した週刊少年マガジン各号で既にやっていた表現になる。

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週刊少年マガジン1964年1月1日号(1963年12月16日~17日発売)は、未来のロボットを特集していた。編集長は牧野武朗で、ロボット特集ページの構成は小山内宏が担当した。

さらになぜなに学習図鑑シリーズを企画した小学館編集部は、本の方向性を画家に説明する為の資料として、MARS ATTACKS SPACE ADVENTURE BUBBLE GUM を使っていたことが考えられる。
  • カードNo.11
    なぜなに からだのふしぎに掲載されたイルカがせめてきたぞっでは、2匹のイルカが立ち姿で銃を持ち、赤いボンベを背負い、左方向に進行している。
  • カードNo.32
    なぜなに ロボットと未来のくらしに掲載されたにげる人間をつかまえろ!では、ロボットが細い左手で、白い服を着ている女性を掴んでいる。ロボットの体の中央には、赤い棘がある。絵の角部には、大きく口を開けて絶望している男性の顔がある。
  • カードNo.43
    なぜなに 月と宇宙のふしぎに掲載されたあばれる大ありかいじゅうでは、悪い宇宙人が昆虫を大きくして、人間を攻撃している。昆虫と戦車は至近距離で対峙して、戦車は左側、昆虫は右側にいる。ついでに別ページに掲載された火星人のしゅうげきは、英語にすると MARTIANS ATTACKS → MARS ATTACKS になる。
  • カードNo.49
    なぜなに ロボットと未来のくらしに掲載された氷がきがくる!?左側のページは、透明ドームで街をカバーしている。右側のページは、カードNo.23に雰囲気がなんとなく似ている。
    メモ 透明ドームで街をカバーする表現は、週刊少年マガジン1966年2月13日号にもある。
ところで、 MARS ATTACKS SPACE ADVENTURE BUBBLE GUM の絵も、過去の創作物で似ている感じのものがある。MARS ATTACKS SPACE ADVENTURE BUBBLE GUM に登場する宇宙人の頭部は、1940年に出版された雑誌 THRILLING WONDER STORIES の表紙絵の宇宙人に似ている。脳味噌丸出しは、1955年に劇場公開された宇宙水爆戦のメタルーナ・ミュータントに似ている。光線を浴びると白骨化する描写は、1946年に出版された雑誌 POPULAR DETECTIVE の表紙絵にある。